「邪馬臺(やまと)國=鷹羽國」説
    (福永晋三先生の倭歌が解き明かす古代史)


 興国寺 = 由緒書きに謎の元号「白鳳」五年が出てくる

白村江の戦いと壬申の乱(平成29年7月28日、於 ももち文化センター)講演より

 田川郡福智町にある足利尊氏もゆかりのある興国寺というお寺の由緒に白鳳五年に創建されたと書かれている。
その九州年号がややこしい。

(白鳳五年の例) ・・・ 年代がバラバラ

 白鳳五年

 ⇒  (古語拾遺 654年)

 ⇒  (襲国偽僭考 659年)

 ⇒  (海東諸国紀 665年)

 ⇒  (日本書紀 677年)

 どれが、正しいのか?謎です。白鳳年間が一番の謎です。

 興国寺

写真「興国寺」

 興国寺案内に「白鳳五年に創建」と書かれている

「興国寺 由緒」

 

『襲国偽僭考』 ・・・ 鶴峯戊申が九州年号と最初に言った人です。朱雀の記事の中に謎の年号がある。
            中元は、「ちゅうがん」と読む。添田町に  中元寺 の地名が残っている。

朱雀
 天武天皇元年壬申、朱雀元年とす。
 一説には、白雉・朱雀の二年号を
 しるさずして、ことに中元・果安
 の二年号をしるしていはく、天智
 帝之時、中元四年
(671=日本書
 紀天智十年)
に終る。
 又曰く、按ずるに戊辰
(668=
 日本書紀天智七年)
を元年と為す。
 天武帝之時、果安。又曰く、按ず
 るに年数を審らかにせず。
「襲国偽僭考」 海西鶴峯戊申季尼著

 

 <所在地のGoogelマップ>